歴史と沿革
印刷業の創業
木村誠一により活版印刷として創業したが、この時期の社会情勢は混沌としており、軍需資材になる活字等の金属類など、資材配給で厳しい統制を受けたようである。
1939年10月
創業者木村誠一により荒川区尾久町において印刷業を創業
1944年6月
戦時統制で休業、その後東京大空襲で工場は全焼
創文印刷工業の設立
終戦後、木村正義は、焦土と化し何もない焼け野原で、日本が再び立ち上がるには、人と知力で復興するしかない。その為には、教育であり学問が大事である。との思いから、家業であった活版印刷技術を通じて研究者の支援を行うことを決め、学術書、文献書の印刷を専業とする印刷会社を興した。
1956年10月
木村正義が中国から復員し、理工学雑誌を中心とした印刷・製本および出版社、創文社を開業
1957年11月
社名を創文印刷工業に改称。活版印刷部門・活字鋳造部門・文選部門・植字部門を整備して一環生産の 学術専門印刷会社とする
1957年12月
荒川区尾久町3丁目2154番地(現・東尾久4-38-5)に本社工場が完成
1958年11月
法人組織に改組して、創文印刷工業株式会社を設立。木村正義が代表取締役社長に就任
1962年7月
足立区本木4丁目(現・扇1丁目)に工場土地を取得。第二工場「足立工場」を建設
1966年2月
荒川区西尾久7丁目に本社工場用土地及び建物を取得。本社工場完成により、本店地を現所在地に移転。
1966年11月
本社工場完成につき、足立工場を併合
1974年4月
全自動活字組版機システム稼働(漢字キーボードから入力して自動鋳造機で活字を自動鋳造出力) 活版組版の自動化に成功
1984年7月
本社を改築して新社屋鉄筋3階建て一部4階を完成させ電算機の導入環境を整える
1985年6月
電算写植システム導入して活版印刷からオフセット印刷への移行を開始
近代化、企業の発展
三代目社長に就任した木村篤義は、印刷は時代の最先端を行く情報技術、との信念から、活字から電算写植、そしてDTP、インターネット、電子ジャーナルなど、常に時代の先端技術を会社に取り入れ、学会・研究会の専門会社として技術を磨いた。
1986年4月
木村篤義,社長に就任
1986年7月
オフセット印刷機(ローランドパルバ)導入。
生産の主力を文選・植字による活版印刷から電算写植機によるオフセット印刷へ移行した
1987年5月
パソコン:(NEC、PC98シリーズ)5台導入、東芝ワープロ5台を導入。
文字データの入力変換やデータ処理を開始
1988年6月
フジフィルムが開発した画像解析ソフト付き写真スキャナーをトップを切って導入し写真のクオリティーを格段に上げる。オリジナルをしのぐとの評判となる
1989年8月
製本部の新設(バインダー、自動紙折機、自動丁合機、コンピューター付断栽機)導入
1990年6月
小森コーポレーション・スプリント多色機導入
1992年7月
小森コーポレーション製・リスロン導入
1993年6月
モトヤ電算写植システムを総入替え
(CTP出力のために、編集システムをフルデジタルでのバッチ処理が可能な電算システムに総入れ替)
1995年5月
DTPマッキントッシュシステム導入してカラーCTPをいち早く導入
(カラースキャナー、イメージセッター、レーザープリンター、カラープリンター、パワーマック)
1995年12月
インターネット部門を新設して自社HPをテスト的に自社スタッフで作成し運用を開始
1996年1月
社内LANを開設し、制作部,営業部,経理部が社内ネットワークで結ばれる
1997年8月
CTPシステム導入してDTPラインのCTP(カラービジュアル系の自由度の高い)と
電算専用機によるバッチ処理のCTPライン (理工学術書や大量頁で同一フォーマット系)と
2ラインのCTP環境が整い印刷物に応じてコスト・スピードでそれぞれ特長を発揮
1999年8月
アグファ・ゲバルト社イメージセッターター(CTP)B1・増設
2000年8月
マルチメディア事業としてアナログデータのPDF化と検索エンジンのシステムを開発
2000年11月
マルチメディア事業としてCD-ROM辞典と検索ソフト開発(森林科学用語辞典CD-ROM版を発行)
2001年3月
マルチメディア事業部を社内に設置してインターネットの総合コンテンツの支援を開始
(ホームページの作成やメンテナンス、PDFデータ化やホームページのセキュリティーサービスを開始)
2002年3月
社内のインターネットに光ファイバーを接続してブロードバンド環境を整備 (大容量のデータ送受信を可能に)
2003年4月
自社内にWEBサーバーを開設して電子ジャーナルのWEB上での検索サービスやホームページの解析・診断・ 検索サービスを開始。また同時にサーバーのレンタルサービスやホスティングサーバーサービスを開始し、 お客様の要望する各種WEBサービスのプログラム作成を開始
2004年8月
5S運動スタート
2005年9月
DTP編集部の専用ソフト以外にアドビやマイクロソフト、アップル等の一般事務用ソフトとの連携および互換を構築して編集出力から印刷まで幅広く対応。
2006年9月
CTP出力セッター入れ替え(ダイナミック社FREDIA)
2006年11月
本社工場北側増築
2007年7月
自動高速無線とじライン一式を増設(CABS5000ホリゾン社)
2007年8月
JPPS全日本印刷個人情報保護体制認定へ申請して認定される。
2008年6月
PODオンデマンド・デジタル印刷機モノクロ、カラー各1台購入
(モノクロ・デジタル印刷機RISAPRESS105モリサワ/カラー・デジタル印刷機RISAPRESS650モリサワ)
2009年12月
環境改善の一環として、フォークリフトをガソリン車からバッテリー車(ニチユMHI東京社)製へ切替
2011年8月
全日本印刷工業組合連合会の主催する環境推進工場の認定資格を取得
2012年10月
(社)日本印刷産業連合会の認定するグリーンプリンティング認定工場として認定され、
グリーン購入法を満たした印刷物にGPマークの使用が許可された
2013年9月
全日本印刷工業組合連合会の認定するCSR認定企業として認定される
2014年9月
(社)日本印刷産業連合会から環境優良工場表彰式で会長賞を受賞
2014年11月
大日本スクリーンCTPシステム・ワークフローRIP一式を交換する。新システムは、
完全無処理サーマルCTPプレート(富士フイルム製)。環境面から現像廃液の排出が課題であったが
これで完全に廃液ゼロを実現させる。
2016年9月
社内MISの原価計算システムの集計プログラムの開発を外部委託で完成運用する
2017年2月
MIS機能の一部更新、印刷管太郎の入れ替え
再び「Information Technology Company」へ
創業時、最先端のIT技術が印刷であり、それを活用し研究者に貢献していく事を目指した。
第4次産業革命の現代において、再び最先端のIT企業として、IoT・ビッグデータ・AI等、様々なIT技術を駆使し、学会・研究会支援を強化すべく、プラットフォームの構築を開始する。
2017年4月
木村崇義がCOOに就任。5ヵ年の新中期経営計画を策定し、学会・研究会へより一層の支援とサービス強化を実現するプラットフォーム構築を宣言
2018年2月
ホームページリニューアル、人事考課制度等の整備、提供サービスのパッケージ化を実施
2019年12月
次世代ブランド「SOUBUN.COM」の展開開始
ホームページの改良および社内基幹システムの一新
2020年4月
学会にまつわるノウハウやコラムを掲載する『学会運営ジャーナル』を創刊
学術大会の『オンライン開催支援サービス』を開始
2021年4月
SOUBUN.COMが学会関連におけるサイトアクセス数・ユーザー数で国内No.1に
学会業界初となる『金額オファー型学会支援サービス』を開始
2021年10月
木村崇義が代表取締役社長兼CEOに就任。次期5ヵ年計画を策定。
学協会向け専門動画チャンネル『SOUBUN.TV』を開局
2022年1月
SOUBUN.COMの主催するWebカンファレンスの開催(学会サミット、学会プロデュース部)
2022年4月
企業イメージを一層明確にするため、社名を変更。
創文印刷工業株式会社から株式会社ソウブン・ドットコムへ
2023年12月
持続可能な企業経営およびコーポレートガバナンスの強化を目的とし、外部機関による社内監査を必須とする「CSR認定制度 2スター(上位認定)」を取得