【学会でも被害事例あり】迷惑メール・スパム対策になるreCAPTCHA(リキャプチャ)とは
学会への問い合わせには迷惑メールが送られることもしばしば。
トラブルを防ぐためには、対策ツールを活用することをお勧めします。
今回は、迷惑メールの撃退方法として「reCAPTCHA」をご紹介します!
学会・協会に届く迷惑メール
学会・協会に届く迷惑メールの手口
学会・協会の迷惑メールによる被害は増加しています。
お問い合わせの方法としてメールアドレスを一般公開している学会も多く、悪質な業者からスパムの標的となってしまうのです。
緊急の案件や重要な資料に見せかけた巧妙なメールもあり、宛名や本文を確認せずつい添付されたファイルやURLを開いてしまう人も多くいます。
情報の流出やウイルスの感染にも繋がってしまうので、学会・協会に関係する方は注意が必要です。
特に最近ではコンピューターウイルス「Emotet」が流行しています。
(Emotetの詳細については、下記記事をご覧ください)
学会でも被害急増中のサイバー攻撃「Emotet(エモテット)」の手口と対策について解説
学会・協会宛の重要なメールを見逃す危険も
学会・協会宛には、新規のアドレスから研究や学術大会、総会に関連する重要なメールが来ることも多々あります。
しかし大量にメールが送られてくると、どれが重要なメールか分かりません。
そこで迷惑メールフィルターで識別しようとしても、学会にとって重要なメールも迷惑メールとして振り分けられてしまう可能性も…。
しかし、迷惑メールをフィルター以外のシステムを活用することで識別する方法があります。
今回は迷惑メール対策として「reCAPTCHA」をご紹介いたします。
迷惑メール対策システム「reCAPTCHA」
スパムメール対策はreCAPTCHAで!
「reCAPTCHA」はメールの送信先を識別するシステムです。
具体的には、お問い合わせフォームに登録している送信者が人間かbotか、reCAPTCHAが識別してくれます。
メールのアドレスや本文から識別するフィルタリングサービスとは異なり、送信する前の段階でスパムか否かをチェックします。そのため、重要なメールが迷惑メールと見なされる心配もありません。
過去には1日に200件以上来ていた迷惑メールが、reCAPTCHAの導入により0件となった事例もあります。
メール送信元の識別方法
reCAPTCHAはメールの送信元が人間かbotか、Googleが開発したシステムに基づき分析しています。
送信者は以下のようなボックスにチェックを入れます。
送信者がbotではないと判断された場合、そのまま送信することができます。
botの疑いがあると判断された場合、以下のような画像認証に答えることで送信者が人間である証明ができます。
これらの作業を行うだけで送信者は信頼されるため負担も少なく、非常に分かりやすい作りとなっています。
学会向け「reCAPTCHA」活用方法
こちらでは、実際にメールフォームにreCAPTCHAを活用する方法をお伝えします。
※今回はHPをWord Pressで制作した方向けの解説です。HPにWord Pressを利用していない場合は、別の方法からの利用をお願いいたします。
reCAPTCHAへの登録
まず初めに、Googleアカウントを通じてリキャプチャを登録しましょう。
登録手順は以下の通りです。
①reCAPCHAの新規作成
以下のサイトよりアクセスし、管理コンソールより新規のreCAPTCHAを作成します。
②サイト情報の登録
reCAPTCHAを適用するサイトのドメインや管理者のメールアドレスを登録します。
reCAPTCHAのタイプはv3を選択しましょう。
③サイトキーとシークレットキーを取得
2つのキーはreCAPTCHAの導入に必要になります。別途保存しておきましょう。
メールフォームへ登録
①問い合わせフォームを作成する
※すでに問い合わせフォームをお持ちの方には不要な作業となります。
reCAPTCHA導入の際には、Word Pressのプラグイン「Contact Form 7」によってお問い合わせフォームを作成することをお勧めします。
Word PressのプラグインディレクトリよりContact Form 7をダウンロードし、お問い合わせフォームを制作しましょう。
②問い合わせフォームにreCAPTCHAを導入
Word pressにログインし、メニューバーより「お問い合わせ」>「インテグレーション」の順で開きます。
そこからreCAPTCHAのインテグレーションをセットアップを選択し、先ほど取得した「サイトキー」と「シークレットキー」を入力します。
変更を保存すれば、reCAPTCHAの導入は完了します。
これで迷惑メールに悩まされることもなくなるでしょう。
変更を保存すれば、reCAPTCHAの導入は完了します。
これで迷惑メールに悩まされることもなくなるでしょう。
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