バーチャルツールVirbela(ヴァーベラ)を使用した学術大会サポート

昨今VR(バーチャルリアリティ)技術の進歩は目ざましく「VTuber」という言葉を聞くように、その技術は身近なものになっています。VR技術を学術大会にも活用することができるツールも多く登場しています。
学術大会の支援に活用できるVRツールは「cluster」や「VR Chat」等がありますが、今回は話題のバーチャルツール「Virbela(ヴァーベラ)」について使い方や料金内容など詳しくご紹介いたします。ポスター発表、VR上での企業展示など若手を中心にポスター発表、基調講演、シンポジウム開催、学会・研究会、懇親会もオールインワンで活用可能。会議だけでなくアカデミックにも大活躍間違いなしの配信ツールです。

Campus(学術大会の仮想空間)の移動

バーチャル空間で学会を開催するにあたって、アバターを会場へ移動させることが必要です。

・参加者はアバターをマウスやキーボードの矢印で動かせます。
・「Go to」(日本語で「へ行く」と訳されている)で行きたい場所にワープすることができます。
・参加者の名前タブで▷をクリックすることで、その人を探し回ることなく会いに行けます。
・「Go to」(日本語で「へ行く」と訳されている)で、行きたい場所をクリックすることで発表の部屋名称が出てきます。選択することでワープが可能です。

オンライン上でポスターセッションを行う方法

Auditorium”か”Expo Hall”か”Main Hall” が向いています。発表について後々話す場所としては、”Conference hall”が向いているでしょう。

Auditorium:基調講演、特別講演、一般講演などに向いているエリア

・座長を含めた3名のスピーカーが壇上に立ち、一般公演はもちろん、基調講演や、シンポジウムなど発表が可能です。
(写真を参照)

・ホールの大きさは学術大会の参加者の数に合わせて調整でき、収容人数も変更することができます。
・ポスター発表が可能なスクリーンには、動画やPDF・画像(jpeg推奨)などのポスターを掲示することができます。
・レーザーポインター機能もあるので、発表も通常の発表に見劣りすることなく行うことができます。
・あらかじめWebサイトを作成すれば、動画でのポスター発表も映し出すことが可能です。
・座席をクリックすると着席できます。
・質疑応答の際は挙手ボタンをおして質問します。

Webポスター発表

Expo Hall:ポスター発表や企業展示に適しているエリア

・132ブースを設置しており、一斉に発表が行えます。リアル開催の企業展示と同じように提案・交流も可能です
・企業展示やポスター発表などの各ブースに入ると、その発表だけの音声を聴くことができます…上の図
・スクリーンには動画やPDF・画像(jpeg推奨)、webサイトを映し出すことができます。
・シンポジウムや学術大会のロゴも会場に設定可能です。

Expoホール
ブースの様子

Main Hall:ポスター発表や企業展示に適しているエリア

・27ボード設置(これ以上増やせるかは未確認)。オンライン上でのポスター展示が可能。
・Expo Hallと同じで、プライベートゾーンに入るとその発表の音声だけ聴くことができます。
・スクリーンには、動画やPDF・画像(jpeg推奨)・Webサイトが映し出せます。
・スクリーンの上のロゴはjpegの画像データのみ挿入可です。

会場にはロゴマークも設置可能

Conference Hall:発表について質疑応答や、議論に向いているエリア

・テーブルに座ると座ったメンバーだけの音声に限定することができます。
・自由に席を移動して交流ができるので、懇親会にも最適!
・座る席は120名分用意することができます。
・スクリーンに自分のポスターを表示することも可能です。


 

今回は、参加者1000人以上の学術大会に最適なプライベートキャンパスについてご紹介いたしました。
企業展示も此処にブースを設けることで、従来の学術大会での企業展示に近い形での開催が可能。
リアル開催でのホールでの基調講演のように、質疑応答もスムーズです。
他にも、単月契約が可能で、月額100ドルから使用できるチームスイート、会議場プランも200名までの参加者の小・中規模大会、ポスター発表や、講習会などにも最適。セミナーや学術大会の規模にあった形での契約と使用が可能です。

 ※2021年1月現在の情報です。

 

実際に使用したお客様の声

・どのツールよりもリアル開催に近く楽しいです! 発表者と参加者の距離が近く、実際に会って話している感じがします。
・アプリケーションとして比較的重い。他のソフトを起動させながらだとカクカクしたり、Virbelaのアバターの移動速度も遅くなります。
・英語対応が可能であれば、サブスクリプションもプライベートプランもウェブ上で完結でき、即日の利用が可能。操作マニュアルもあるのでゲーム感覚で操作を覚えることができます。
・アップロード方法やルームの編集が簡単。会場の至る所に画像を貼り付けたり、ウェブ検索が可能な場所があるのでVirbela内で完結できるのがすごくいい。
・参加した後の充実感を得ることができた。アバター作成など楽しみながらできた。

 

まとめとSOUBUNの学会支援

日本上陸したバーチャルツール「Virbela(ヴァーベラ)」。

使用することで学術大会、懇親会、企業展示などをいくつもの関連したツールを組み合わせることなく「Virbela(ヴァーベラ)」のみで対応することができます。従来オンライン大会で使用している配信ツールより、コミュニケーションがとりやすくなるのも特徴です。
学会・研究会・協会様等では、まだVirbelaの利用実績も少ないですがご参加いただいたユーザーの皆様にご満足いただき、入室できないといったトラブルもありませんでした。

2022年、Withコロナの時代に突入しています。感染状況に左右されない且つリアルな感覚に近いバーチャルツールは今後さらに注目を集め、導入が促進されていくことでしょう。学会においても最新のバーチャルツールを使ってオンラインでのポスター発表、ウェブ上での企業展示などを行うことで臨場感のある大会の開催を模索することが増えてくるのではないでしょうか。

SOUBUN.COMでは、オンライン、バーチャル学会、総会などオンライン大会を実施する上で必要になる各種ツールもお手配が可能です。
Virbelaに限らず、システム契約サポートからユーザー、発表者用マニュアル、当日の大会支援サポートまでを一貫してサポート。
アフターコロナにおける新たな学会支援のニューノーマルを提案します。

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