J-Stageのファーストページプレビューの差し替え方法
J-Stageでは、雑誌ごとにURLが設けられ、その中で、巻号が管理され、さらにその号の中に論文ごとのページが存在します。論文ページでは、タイトルや著者名、所属、要旨、DOIのほか、引用文献が表示されています。また、リンクされている論文PDFのファーストページが、プレビュー画像として表示されることがあります。しかし、このプレビュー画像は登載作業で設定しているものではありません。
ファーストページプレビューとは
まず、ファーストページプレビューとはどのようなものでしょうか。
J-Stageでは、雑誌ごとにサイトが存在しています。そのサイトには、その雑誌の巻号が並び、そしてその号の中に論文が掲載されています。
各論文のページでは、「論文種別」「タイトル」「著者名」「著者所属」「キーワード」「掲載巻号」「掲載頁」「受付日」「受理日」「要旨」等の、その論文の詳細が掲載され、全文のPDFがリンクされています。
これら詳細情報が記載されていることにより、ネットで検索された際に、その論文がヒットしやすくなります。
しかし、抄録がない場合、Google Scholarではその記事が検索結果でヒットしません。
※抄録とは研究内容を端的にまとめたもので、元となる研究論文から必要な部分のみを抜粋したものを言います。
抄録についての詳細はこちら→「抄録」と「要旨・予稿」の違いについて
その回避策として実装されたのが、「ファーストページプレビュー」となります。
J-stageでは、ファーストページプレビューを「抄録が日本語・英語どちらも無い記事について、抄録の代わりとしてPDFの1ページ目を画像で表示する機能」としています。
この機能が実装されることにより、抄録のない記事でも、Google Scholarの検索結果にヒットするようになりました。
ファーストページプレビューの設定方法
実際にJ-stageに掲載されている記事を確認すると、ファーストページプレビューがある記事と、ない記事があることに気が付きます。
これは、前述の通り、日本語・英語、どちらの抄録もない記事には、ファーストページプレビューがあり、日本語・英語どちらか一方の抄録があれば、ファーストページプレビューは表示されない機能となっているためです。
また、検索結果に表示されない回避策として実装された機能であるため、登載作業の際にオペレータがファーストページプレビューを設定することはできません。
そのため、J-stageでは、メタデータへの抄録の登録を推奨しており、日本語・英語どちらの抄録の登載もない記事について、システムが自動でプレビューを表示、公開しており、その頻度については、ひと月に一度での更新・変更と公表しています。
ファーストページプレビューの差し替えについて
原則として公開後の訂正はできませんが、やむ無く記事の差し替えが必要となる場合があります。
手順に沿ってエラータ処理、記事の差し替え、メタデータの更新を行い完了となりますが、ファーストページプレビューについては、前述の通り、システムが自動で表示しているため、システムの更新タイミングで自動的に差し代わるものであり、差し替え処理と同時に差し代わることはありませんので、注意が必要です。
そのためにも、なるべくメタデータへの抄録情報の登載をおすすめいたします。
学術誌のことならSOUBUN.COM
当たり前のように検索、閲覧していたJ-stageでも、あまり意識されない細部にも配慮や運用の取り決めがなされています。
起きてからでないとわからないこともありますが、わかっていることで、対応可能なこともあります。
今回はそのような機能のご紹介でした。
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