学会の遠隔ロボット参加サービスとは
学会のロボット参加サービスは、「現地で行う学会に講演者や参加者がロボットを用いてオンラインで参加する」サービスです。
特に国際学会となると、学会側では講演者が忙しくなかなか学会のための時間が取れなかったり、海外からの講演者を呼ぶとなると費用がかさんだりするという懸念があるのではないでしょうか?
そんなお悩みを解消してくれるのが学会のロボット参加サービスです。
どんな学会に向いているか
ロボット参加サービスは、MICE と呼ばれる、「企業等の行う報奨・研修旅行(Incentive Travel)、国際機関・団体、学会等が行う国際会議(Convention)、展示会・見本市、イベント(Exhibition/Event)など、多くの集客交流が見込まれるビジネスイベント」を企画・運営する学会に向いています。
ロボットのタイプはいくつかありますが、今回はその中でも3つのタイプをご紹介します。
ロボットのタイプ
タイプ1:temi (テミ)
temiは「AI搭載のテレプレゼンスアバターロボット」です。
自律走行機能がついており、走行範囲を設定することもできるため案内用のロボットとしても使うことができます。
AI搭載のため遠隔操作に依存しない運用が可能です。マッピング機能・追従機能も搭載していて、アレクサやSiriのように話しかけるだけでtemiが様々なことをこなしてくれます。背が低く全体的に丸い可愛らしいフォルムも人気です。
タイプ2:Double3(ダブルスリー)
Double3もtemiと同様に、自律走行機能のついたロボットです。
AR技術(拡張現実技術;リアルの情報にバーチャルの情報を重ねて、現実にはないものをあるように見せる技術)を活用した操作が特徴です。
高性能カメラでのズーム機能・第三者目線カメラ機能等、遠隔操作の充実感と操作性に長けています(Double3本体が移動可能な場所に黄緑のドットが表示され、ワンクリックで行きたい場所に移動可能で操作が簡単です)。
また、リアルの人間に近いサイズ感により、目線の合う自然なコミュニケーションができます。
タイプ3:Telepii(テレピー)※レンタル不可・購入のみ
Telepiiは卵のような形をした、卓上型のロボットで、使用には個人のスマートフォンと専用アプリが必要になります。
スマートフォンをTelepiiに乗せるだけで、スムーズで臨場感あるコミュニケーションが可能になります。
コンパクトさと準備の簡易さが魅力です。例えばTelepiiへのWiーFiやBluetoothの接続が不要です。
会話しながら360度回転するため、より自然なコミュニケーションができて、各テーブルでの気軽なディスカッションや懇談に向いています。
ロボット参加サービスのメリット
海外からの講演者・参加者の学会参加が容易に!
多忙な講演者・海外にいる講演者に学会参加を要請しても、なかなかスケジュール調整がうまく行かないことがあります。
また、参加者の中でも学会参加のために海外に行くのは躊躇われると思う方もいらっしゃるでしょう。
このような悩みをロボット参加サービスは解消することができます。
オンラインでも実際に現地にいる感覚を味わえる!
こういった学会のロボット参加サービスを開発したiPresence合同会社の目的の1つが「お互いが、まるでそこに居るかのように感じる、新たなコミュニケーションスタイル」を作ることにあるため、今までとは異なる高いクオリティーのコミュニケーションをすることができます。
ロボット参加サービスの利用注意点
導入・使用までの時間の長さ
導入を決定するまでに前もって少なくとも数ヶ月の猶予が必要です。
ロボット参加サービス導入・使用までの大まかなスケジュールは以下のようになります。
①企画
(数週間~3か月)
- 登壇スケジュールの調整。利用ロボット、ソフトの確認。舞台上での演出の決定、ロボット装飾。
- イベント会場セットアップ確認。参加者への告知方法の決定。
②接続テスト事前準備
(1週間~1か月)
- 主催運営チームとの接続、操作感の把握。
- イベント日操作予定者の接続、操作説明、本番遠隔運用セットアップの確認。
③会場事前準備
(半日~数日)
- 会場インターネット環境確認、リハーサル。
- 当日運用確認、保管場所確認、ロボット装飾。
④イベント当日
- 本番直前各ロボット接続確認、参加者へのロボット紹介。
- 交流サポート、トラブルシューティング。
費用面について
大会の規模・日程・ロボットの導入数などによって大きく料金は左右されるため是非お気軽にお問合せをくださいませ。
ロボット参加サービスのご利用について
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